『習うより慣れろ』
ということわざがありますよね。人や本から学ぶより、自分でやってみて慣れるほうが身につくというやつです。自転車の乗り方、逆上がりのコツ、皆さんも何かしらピンとくる経験があることでしょう。
勉強についても、慣れというのは重要です。
例えば中学数学の連立方程式を解くとき、「加減法は~って計算するやり方だよ」と教わって、「へーそうやるのかぁ」と言っただけでテストで速く正確に解けるようになるかというと、ほとんどの人にとってそれは難しいでしょう。
じゃあどうするか。計算練習です。反復です。加減法を使う計算問題をいくつも解いて、連立方程式を出題されたときに「あ~加減法で解く問題ね、はいはい」となるくらいまでやりこむんです。そうなったら、解法で迷うことがなくなり計算力もそれなりに安定してきているでしょう。
単語の暗記もそうです。appleという単語を見て、「リンゴ」と考えるまでもなくもうリンゴのイメージが浮かびますよね。それはappleという単語に触れまくって使い慣れているからです。新しい単語を覚えにくいのは、自分にとってなじみがないからです。適切な期間内に十分な回数をこなして、脳に染み込ませましょう。そうやって単語を見た瞬間にイメージが湧くくらいまでその単語に見慣れるころには、もう忘れない単語になっているはずです。そして、長文中などで出てきたとしても特に意識するまでもなく訳せるはずです。
知識というのは道具です。テストはそれをどう使いこなせるかを見るものです。
道具だけ持っていても、それを使いこなせる腕がないとどうしようもありません。
絵が控えめに言っても小学生レベルの私に最高級の画材とどでかいキャンバスを渡されても、できあがるのはきっと粗大ごみです。ホントに苦手なんですよ、絵。頭の中で描けてるきれいな絵が手を経由した瞬間に崩壊するんです。たまにホワイトボードに絵のようなものを描いて説明しようとすると、気を遣ってくれる生徒は笑いを噛み殺してくれます。しゃべりとセットで伝わればいいんだ伝われば、と開き直らせてもらってます。
話を戻してつまり何が言いたいかというと、学校とか塾で習ったことは、習って終わりにするなってことです。
学校でも塾でもここが落とし穴になりやすいところですが、分かりやすい授業を受けた後は分かった気になってしまいます。もう分かったからこの単元は完璧だ、大丈夫だ。そう思って復習を怠っては、授業を受けたのにテストで解けないということになってしまいます。
知識はしっかり増やしていきましょう。道具なしでは始まりません。
道具を手に入れたら使い慣れましょう。使いこなせていない知識はただの気のせいです。