【都会の受験生の方が○○が多い】

・学校が多い

東京都内には、公立・私立合わせて800以上の中学校と400以上の高校があります。

宮崎県内には、公立・私立合わせて143の中学校と53の高校があります。(ともに平成28年度)

1位の東京と比べるとその差は歴然です。

学校が多いということは、選択肢の多さを意味しています。

沢山あればあるほど、自分のレベルに合った学校を選ぶことができ、近いレベルの生徒が集まることになります。

レベルが近い生徒たちだと、学校の先生は授業がしやすく、生徒どうしでも競争意識が強くはたらき刺激し合う関係になりやすくなります。

 

・大学が多い

特に高校生にとっては、大学が身近にあるというのは非常によい刺激になります。

たとえば私が大学時代に住んでいた東京の多摩地域には、中央や法政、首都大、帝京などの大学がありました。中央大学は学食が有名で、近所の人が食べに来ているのもよく見かけました。

大学院時代に通っていた国立(「くにたち」と読みます。「こくりつ」じゃないですよ。)は、駅前の大通り沿いに一橋大学があり、雪が降った日に近所の親子がそりを持って遊びに来ていました。図書館前の水場は晴れた日にはたくさんの親子連れでにぎわっていました。(ひとつばし公園なんて呼ぶ人もいたぐらいです。)

大学がどこか遠い世界のものではなく、生活の中に身近に具体的に存在しているものなのです。

 

・塾が多い

人が集まればビジネスも集まります。

塾も生徒がいなければ経営が成り立たないのですから、人がたくさんいるところに集まります。

たくさんの塾があれば、(探すのは大変ですが)自分に合ったシステム、レベル、料金、講師に出会える確率も高くなります。

また、塾どうしの競争も激しくなります。

質が高くないと選んでもらえないので、様々な面で品質を高める努力がうながされ、それぞれの塾のレベルも高まります。

そして、地域を問わず多くの塾では、大学生アルバイトが塾講師の大きな戦力となっています。

レベルの高い大学がたくさんあるということは、それだけ受験を勝ち抜いてきた大学生が多く、そういう人たちが講師をやっている可能性も高くなります。

自分の受験経験を持っている年の近い講師だからこそ語れるものもあるでしょう。

もちろん、学力だけでなく指導力や人間性もかかわってきますから、いい大学に行っていればいい講師になれるなんて単純なものではありませんが。

 

【じゃあ都城の受験生は不利?】

↑で書いたポイントをよく見てみてください。

結局、それらの何が受験生にとってプラスなのか。

それは、「目標がしっかり見えること」「競争とサポートの体制ができていること」です。

では、都城でそれはできないか。

できます。

今の時代、ネットなどに情報はいくらでも落ちています。都城から見ても大学は、帰り道にふらっと立ち寄れるところではないにしても、見に行けばしっかり見えるものになっています。

学校内での競争も、校内順位や学級順位にとらわれず、受験での対戦相手は全国の同年代だと意識して、外に目を向けることで十分刺激を受けられます。

塾も、都城市内にもいろいろな塾がありますし、映像授業サービスなど以前よりたくさん選択肢はあります。

 

【都会だから受かる、都城だから不利、なんてことはない】

環境の差なんてものは、受験において決定的な要素ではありません。

都会だから受かったんじゃない、都会の環境の中でそれなりに頑張ったから受かったんです。

都城だから落ちたんじゃない、受かるだけの努力が足りなかったから落ちたんです。

どこに生まれて、どこで育つかなんてのは自分でどうこうできる問題じゃありません。

生まれた瞬間から、環境は不平等なんです。

そんなものを嘆いたり、言い訳にしたり、誇ったりしても何にもなりません。

自分がどういう環境にいて、どうなりたくて、そのためにこの環境でどうやっていけるか、ということをしっかり考えればいいんです。

スヌーピーも言ってますよ。

“You play with the cards you’re dealt. Whatever that means.”『ピーナッツ』(M.シュルツ)より

 

【環境を言い訳にはできない、でも環境はいいに越したことはない】

じゃあ環境を変えようとするんじゃなくてがむしゃらに頑張れ、ってことかというと、そうじゃありません。

環境には、どうしようもないものとなんとかできるものがあります。

塾の数、都城の子どもの数、学校の先生、都城市内の大学とかをどうにかしようなんてのは無理ってもんです。

でも、どんな塾に入るか、特進クラスに入れるか、受験を見すえた選択科目を選べるか、私文に行くかなど、環境を選べる場面というのは確実にあります。

合わない塾に行かされ続ける、私文志望なのに国立文系クラスに行って受験で使わない数学に足を引っ張られるなど、取り除けるマイナス要因は取り除くべきです。

合わない塾で頑張るより合った塾で頑張った方が伸びます。

私文志望なら数学に時間を割くより古文単語の1つでも覚えた方が効率的です。

「どんな環境でも頑張ればなんとかなる!環境を言い訳にするな!」

なんて根性論は合理的じゃありません。

「できるだけいい環境で、しっかり頑張れ!」です。